緑茶と健康
緑茶の効果・効能について
緑茶に含まれる薬効成分は近年各研究が進み、かなりのことまで解明されてきています。嗜好品としてのお茶から機能性飲料へと大きく様変わりしようとしています。
※ただし、ペットボトル飲料のお茶は人工的にビタミンCやカテキンを添加したり、お茶本来に含まれる自然の成分と極端に異なるものがあるため、ここに記述する内容に必ずしも当てはまらない事がありますので、あらかじめご了承下さい。
それでは実際にお茶に含まれる成分についてお伝えします。
※ただし、ペットボトル飲料のお茶は人工的にビタミンCやカテキンを添加したり、お茶本来に含まれる自然の成分と極端に異なるものがあるため、ここに記述する内容に必ずしも当てはまらない事がありますので、あらかじめご了承下さい。
それでは実際にお茶に含まれる成分についてお伝えします。
カテキン類 (ポリフェノールについて)
煎茶の渋味(しぶみ)の成分はカテキン類です。カテキン類とは一般にタンニンと呼ばれ、緑茶に含まれるカテキン類は現在6種類ほど確認されています。一番摘みのお茶よりも二番摘みのお茶に多く含まれています。一般的に渋味も旨味の成分のひとつとされ、渋味の後に甘味が口の中に残るお茶ほど良いお茶とされています。旨味、甘味、渋味、こくが絶妙なバランスで含まれて良いお茶と言えます。旨味、甘味、コク、優しい香りで選ぶなら一番摘みのお茶。渋味、コク、強い香りで選ぶなら二番摘みのお茶と言えましょう。
(お茶に含まれているカテキン類)
カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート
エピガロカテキンガレート
これらのカテキン類は次のような効果があると研究報告されています。
(お茶に含まれているカテキン類)
カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート
エピガロカテキンガレート
これらのカテキン類は次のような効果があると研究報告されています。
1.成人病の進行を抑え、老化の原因である過酸化脂質の生成を抑える
2.血中のコレステロールを低下させる
3.動脈硬化を抑える
4.抗菌・抗ウイルス作用
5.細胞のがん化を抑え、がん細胞の増殖を抑制する
6.血圧、血糖値の上昇を抑える
7.虫歯予防効果
<ポリフェノールについて>
ポリフェノールという言葉をお聞きになったことがあるかと思います。活性酸素を抑制し、脳梗塞や動脈硬化にも効果があると言われ、赤ワインに沢山含まれているという話題を最近良く耳にします。カテキンはポリフェノールの一種類ですから、お茶にもポリフェノールが沢山含まれている事になります。もちろん野菜や果物にも必ず含まれているものです。
しかし、ポリフェノールの実際の効果が持続する時間は短く3〜4時間程度と言われています。赤ワインを3〜4時間おきに飲んで効果を持続させる事は現実的ではありませんし、果物もそんなに食べ続ける事は出来ません。しかし、お茶なら喉が渇いたとき、ほっと一息つきたいとき等、手軽に口にすることができるので、まさに健康飲料そのものと言えるでしょう。
カフェイン
煎茶に含まれるカフェインは味覚的には苦味(にがみ)成分になり、渋味(しぶみ)成分とは異なります。
カフェインは一般的には新芽に多く含まれ茶葉が硬くなるにつれて減少してゆきます。
カフェインには次のような有効作用が研究報告されています。
1.覚醒・興奮作用があり疲労を軽減させる働きがある
2.利尿作用
3.強心作用
4.頭痛緩和
5.胃液の分泌を促し消化促進の働きがある
一般的に良質な煎茶ほどカフェインが多く含まれています。多いものでは100g中2400mgから3000mg程度含まれるものがあります(当社煎茶成分分析値より)。一日の成人の許容摂取量は400mgとされ、個体差にもよりますが、これ以上の摂取はめまいや不整脈、不眠症の原因になるとも言われています。一人一回分の煎茶の使用量(約2g)に換算すると約48mgから60mgのカフェイン量になり、濃いお茶を1日に7杯から9杯飲むと400mgに達します。しかし、近年の研究で煎茶に含まれるテアニンという成分がカフェインの作用を緩やかに抑制する働きがある事が分かってきました。そのため一日に10杯以上飲んでも大丈夫だと言う事も研究によって分ってきています。カテキンによる健康促進効果の大きさを考えれば、むしろ日常的に深蒸し煎茶を飲む習慣を身につけて積極的に毎日の健康づくりに役立ててゆきたいものです。
カフェインは一般的には新芽に多く含まれ茶葉が硬くなるにつれて減少してゆきます。
カフェインには次のような有効作用が研究報告されています。
1.覚醒・興奮作用があり疲労を軽減させる働きがある
2.利尿作用
3.強心作用
4.頭痛緩和
5.胃液の分泌を促し消化促進の働きがある
一般的に良質な煎茶ほどカフェインが多く含まれています。多いものでは100g中2400mgから3000mg程度含まれるものがあります(当社煎茶成分分析値より)。一日の成人の許容摂取量は400mgとされ、個体差にもよりますが、これ以上の摂取はめまいや不整脈、不眠症の原因になるとも言われています。一人一回分の煎茶の使用量(約2g)に換算すると約48mgから60mgのカフェイン量になり、濃いお茶を1日に7杯から9杯飲むと400mgに達します。しかし、近年の研究で煎茶に含まれるテアニンという成分がカフェインの作用を緩やかに抑制する働きがある事が分かってきました。そのため一日に10杯以上飲んでも大丈夫だと言う事も研究によって分ってきています。カテキンによる健康促進効果の大きさを考えれば、むしろ日常的に深蒸し煎茶を飲む習慣を身につけて積極的に毎日の健康づくりに役立ててゆきたいものです。
テアニン
煎茶の旨味成分であるアミノ酸は現在20種類ほど確認されています。お茶に含まれるアミノ酸の約半分はテアニンという成分です。お茶の旨味はこのテアニンの含有率の多い少ないによって大きく異なります。日中の光合成によって葉に生成された養分は夜のうちに根に蓄えられます。そして根に蓄えられた養分はテアニンという旨味物質に変わり、これが再び葉に移行して美味しいお茶になります。土壌の肥えた、日光にたくさん当たったお茶ほど美味しいお茶になり、有機栽培等で十分な肥料を与えられず育ったお茶では美味しくないのはこのためです。痩せた土壌では残念ながら美味しいお茶は出来ません。
また近年テアニンに関する研究が進み、この成分には精神を安定させる効果が認められPMS抑制効果等が期待できることが分ってきました。これは女性にとって朗報ではないでしょうか。お茶からテアニンを取り出し精神安定剤を開発する研究等が盛んに進んでいます。
1、精神安定効果
2、興奮抑制効果
3、PMS抑制作用
また近年テアニンに関する研究が進み、この成分には精神を安定させる効果が認められPMS抑制効果等が期待できることが分ってきました。これは女性にとって朗報ではないでしょうか。お茶からテアニンを取り出し精神安定剤を開発する研究等が盛んに進んでいます。
1、精神安定効果
2、興奮抑制効果
3、PMS抑制作用
ビタミンC
煎茶には非常にたくさんのビタミンCが含まれています。これは光合成によるもので、日光を浴びると茶葉の中でビタミンCが生成されます。晴れの日が続くとビタミンCをたくさん含んだ良いお茶ができます。ビタミンCが多いと飲んだ時ののど越しの良さにつながり清涼感のある美味しいお茶になります。天候によって大きく作柄が左右する理由の一つに日照時間が上げられるのはこのためです。ビタミンCは人間の体の中で生成する事が出来ない栄養素の一つで、不足すると風邪をひきやすくなったり、夏バテを起こしたり、抵抗力が落ちていろいろな病気にかかりやすくなります。お茶に含まれるビタミンCは熱に強いという特徴があり、熱いお湯を注いでもビタミンCが壊れずに抽出され約80%が一煎目に溶出されますので、夏・冬問わずお茶を飲む習慣をつけると健康で長生きな人生を送ることができるのではないでしょうか。一番摘みのお茶では100g中約500mgほど含まれ、二番摘みのお茶では約400mgほど含まれています。
ビタミンCには次のような効果作用があると研究報告されています。
1.風邪の予防
2.発ガン物質の体内生成を防ぐ効果
3.抗ストレス作用効果
4.血中のコレステロール低下作用効果
5.壊血病の予防解消効果
ビタミンCには次のような効果作用があると研究報告されています。
1.風邪の予防
2.発ガン物質の体内生成を防ぐ効果
3.抗ストレス作用効果
4.血中のコレステロール低下作用効果
5.壊血病の予防解消効果