緑茶に含まれる薬効成分は近年各研究が進みかなりのことが解明されてきています。嗜好品としてのお茶から機能性飲料へと大きく様変わりしようとしています。

  ここでは実際にお茶に含まれる成分についてお伝えします。





【カテキン類】

 緑茶の渋みの元はカテキン類です。カテキン類とは一般にはタンニンと呼ばれ、緑茶に含まれるカテキンは現在6種類ほど確認されています。一番茶よりも二番茶に多く含まれています。美味しさよりも健康効果で選ぶなら二番茶でしょう。

(お茶に含まれているカテキン類)
カテキン、エピカテキン、ガロカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート
エピガロカテキンガレート

 これらのカテキン類は次のような有効作用が報告されています

 1.成人病の進行を抑え、老化の原因である過酸化脂質の生成を抑える
 2.血中のコレステロールを低下させる
 3.動脈硬化を抑える
 4.抗菌・抗ウイルス作用(O-157、黄色ブドウ球菌、赤痢菌など)
 5.細胞のがん化を抑え、がん細胞の増殖を抑制する
 6.血圧、血糖値の上昇を抑える
 7.虫歯予防効果




【カフェイン】

 
 緑茶の苦味成分はカフェインです。新芽に多く含まれ葉が硬くなるにつれて減少してゆきます。

 1.覚醒・興奮作用があり疲労を軽減させる働きがある
 2.利尿作用
 3.強心作用
 4.頭痛緩和
 5.胃液の分泌を促し消化促進の働きがある

 煎茶には多くのカフェインが含まれています。多いものでは100g中3000mg以上含まれます。一日の成人の許容摂取量は500mg。 これ以上摂取するとめまいや不整脈、不眠症と言った症状を引き起こします。緑茶に換算すると、13杯以上飲むと500mgに達してしまいますが、緑茶に含まれるテアニンという成分がカフェインの作用を軽減することが分かってきました。ですから何杯飲んでも心配は要りません。健康作りにどんどん飲みましょう。



【テアニン】

 緑茶の旨味の成分であるアミノ酸は現在20種類ほど確認されていますがその約半分をこのテアニンが占めています。お茶の旨味はこのテアニンの含有率の多い少ないによっても違いが出てきます。最近の研究でテアニンには女性によくある生理前の不快感を軽減する働きがある事が分かってきました。これは女性にとっては朗報ではないでしょうか。



【ビタミンC】

 緑茶には非常に多くのビタミンCが含まれています。一番茶では100g中500mgほど含まれ、二番茶では400mgほど含まれます。

  一般にビタミンCは熱に弱いと言われていますが、緑茶に含まれるビタミンCは熱に強いと言う特徴があります。熱いお湯を注いでもその成分は破壊されずに抽出され、その約80%は一煎目に溶出されます。夏こそお茶を沢山飲んで夏バテを防ぐとよいでしょう。

 1.風邪の予防
 2.発ガン物質の体内生成を防ぐ効果
 3.抗ストレス作用効果
 4.血中のコレステロール低下作用効果
 5.壊血病の予防解消効果